
イタリア周遊旅行記の中編がスタート!
中世の美しい塔の街サンジミニャーノから、
フィレンツェ再訪&ウフィッツィ美術館、
朝一番のピサの斜塔、絶景チンクエ・テッレ、
そしてお洒落なミラノまでをレポートするよ!
旅の概要と構成
今回の旅は、11月の冬の時期にJTBの周遊ツアー「ランドクルーズ」を利用したイタリア周遊旅行。ローマ、フィレンツェ、ミラノ、ベネチアの主要4都市に加え、サンジミニャーノ、ピサ、チンクエ・テッレ、シルミオーネ、ベローナといった魅力的な街を巡りました。

▲ 8泊9日の旅程スケジュール一覧
旅行全体の記録は、以下も含めた3部作でお届けしています。
本記事(中編)では、ローマを出発してトスカーナの美しい中世都市サンジミニャーノ、フィレンツェ再訪、ピサの斜塔、そして世界遺産チンクエ・テッレを経てミラノへと至るハイライトをお届けします。移動がとても楽でおすすめなランドクルーズの仕組みや魅力、予約前に知っておきたい注意点は解説記事に、前乗りと組み合わせた実践は前編にまとめています。

▲ イタリア周遊旅行記・中編(トスカーナ・ピサ・チンクエ・テッレ・ミラノ)
ツアー2日目:中世の塔の街サンジミニャーノとフィレンツェ再訪

▲ ツアー2日目:サンジミニャーノとフィレンツェ再訪ダイジェスト
バス周遊ツアーの醍醐味とトスカーナのドライブ
この日はローマを出発し、トスカーナ地方を経由してフィレンツェへと移動する1日です。
ここで実感したのが、バスツアー(ランドクルーズ)ならではの圧倒的な快適さでした。大きなスーツケースはそのままバスの下部トランクルームに預けられ、車内にもサブバッグなどの大きめの荷物を置いておけるため、観光地に到着した際は常に「手ぶら感覚」で軽やかに散策を楽しめます。重い荷物を持ち運ぶストレスが一切ないのは、周遊旅において最高のメリットだと感じました。
- 荷物運びの手間ゼロ: 重いスーツケースはバスの荷物室に預けっぱなしで移動可能。
- 身軽な観光: サブバッグや上着も座席に置いて、貴重品だけで手ぶら散策。
- ドア・ツー・ドア: 各都市の見どころ近くまでバスで直接アプローチできる。
スーツケースの上げ下ろしから解放されて、着いた街をそのまま歩き出せる。この身軽さが、個人手配ではなく周遊ツアーを選んでよかったと一番実感した部分でした。同じスタイルのヨーロッパ周遊ツアーは、JTBのサイトから探せます。
バスの車窓からは、緑豊かなイタリアの牧場やのどかなトスカーナ郊外の美しい風景が広がります。途中で立ち寄ったドライブイン(休憩所)では、お土産エリアの案内もあり、本場のカラスミや地ワインなどを味わいながら楽しく買い物を満喫しました。

▲ トスカーナののどかな田園風景
RPGの世界に迷い込んだような街「サンジミニャーノ」
最初に到着したのは、世界遺産の城壁と高い塔で知られる中世の街サンジミニャーノ (San Gimignano)。
バスを降りて街の入り口に立った瞬間から、その雰囲気に大感動!周りは重厚な石の城壁で囲まれており、入り口は歴史を感じる巨大な石の門。まるでドラクエやファンタジーRPGの街に足を踏み入れたかのような世界観です。

▲ サンジミニャーノの城壁と歴史ある石の城門

▲ 中世の石畳とクラシックな建物が並ぶ街並み
街の中もレンガや石で作られたクラシックな建物が立ち並び、観光客も多すぎずとてもまったりとした時間が流れていました。どこを切り取っても非日常感があふれており、今回のイタリア旅行で「なんだかんだ一番写真を撮った場所」になりました。人混みから離れて静かな中世の雰囲気に浸りたい方に、心からおすすめしたい最高のスポットです。

▲ 青空に聳えるサンジミニャーノの象徴・中世の塔群
削りたて生ハムの絶品パニーニランチ
サンジミニャーノでのランチは、街で見かけたローカルなパン屋さんにふらりと入ってみました。
注文すると、店員さんが店内に飾られた生ハムの原木(ブロック)からその場で生ハムを贅沢に削り出し、出来立てのパニーニに挟んで提供してくれました。ふらっと雑に入ったお店でしたが、一口食べた瞬間に広がる生ハムの深い旨味とパンの美味しさはまさに感動モノ。今回の旅で忘れられない絶品ランチの一つになりました。
イタリアのローカルベーカリーでは、注文が入ってから生ハムの原木をスライスしてサンドしてくれるお店が多くあります。切り立ての生ハムは香りと脂の甘みが格別です!

▲ 原木から削りたての生ハムを贅沢に挟んだ絶品パニーニ
ミケランジェロ広場と「サイゼリヤでお馴染み」のウフィッツィ美術館

▲ フィレンツェ午後〜夜のダイジェスト(ウフィッツィ美術館・ドゥオモ・雑貨探し・夜散歩)
午後からは「花の都」フィレンツェへ移動。
まずは高台にあるミケランジェロ広場 (Piazzale Michelangelo)からフィレンツェの街並みを一望しました。当日はあいにくの曇り空でスカッとした快晴とはいきませんでしたが、それでも広大な街を一望できるパノラマビューを見ることができ大満足です。

▲ ミケランジェロ広場から見渡すフィレンツェ市街のパノラマビュー
続いて、ルネサンス美術の殿堂ウフィッツィ美術館 (Galleria degli Uffizi)へ入場。普段はあまり美術館に馴染みのない私ですが、教科書などで見覚えのある名画が次々と現れ、「見たことある絵だ!」と大興奮。特にボッティチェッリの『ヴィーナスの誕生』や『プリマヴェーラ(春)』を見た際は、「これサイゼリヤの壁紙やメニューにあるやつだ!」とさらにテンションが上がりました。

▲ ウフィッツィ美術館の至宝 ボッティチェッリ作『ヴィーナスの誕生』
また、美術館の廊下の窓からは、前乗り2日目にも訪れた老舗の橋ポンテ・ヴェッキオ(ヴェッキオ橋)と夕暮れのコラボレーションが見え、絵画のように美しい一幕を楽しむことができました。

▲ ウフィッツィ美術館の廊下から望む夕暮れのポンテ・ヴェッキオ
その後、ドゥオモ(サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂)の前に立ち寄りました。ツアーの行程としては外観見学のみでしたが、私たちは前乗り2日目の段階で既に内部入場&クーポラ登頂を制覇済みだったため、「中にはもう入ったから外観をゆったり眺めればOK」と余裕を持って鑑賞できました。まさに「前乗り戦略」が大正解だったと実感した瞬間です。
ツアーの団体行動では時間の制約で外観見学のみになるスポットも、事前に前乗りして内部入場やクーポラ登頂を済ませておけば、心置きなくゆったりと全体を楽しめます。
可愛い文房具店「Signum」でお土産探し
フィレンツェの街歩きの途中、とても素敵で可愛い文房具屋さんSignum(シグヌム)に立ち寄りました。
店内にはフィレンツェ伝統の美しいマーブル紙やクラシカルなデザインのポストカード、お洒落なペンなどがぎっしり並んでおり、見ているだけでもワクワクする空間です。旅の思い出やギフトにぴったりなポストカードやペンなどのお土産を無事に購入でき、大満足の立ち寄りスポットとなりました。
時間を気にしない夜のフィレンツェと名物「イノシシ肉のパスタ」
前乗り日と違って今回は帰りの特急列車の時間を気にする必要がないため、夜のフィレンツェを心ゆくまで満喫。ライトアップされた夜の大聖堂の神秘的な佇まいや、共和国広場に輝くレトロなメリーゴーランドの温かい光に魅了されました。

▲ ライトアップされた夜のフィレンツェ・ドゥオモの壮麗なファサード

▲ 共和国広場に輝く夜のアンティーク・メリーゴーランド
夕食は宿泊ホテルのレストランにて提供されたディナーを堪能。メインとしていただいたトスカーナ名物のイノシシ肉のラグーパスタ(パッパルデッレ・アル・チンギアーレ / Pappardelle al Cinghiale)が絶品!お肉の深いコクと幅広の太麺パスタの相性が抜群で、大満足のうちにツアー2日目を終えました。
トスカーナ地方を代表する伝統パスタ料理。じっくり煮込まれた野趣あふれるイノシシ肉のラグー(ミートソース)に、きしめんのような平打ち極太パスタ「パッパルデッレ」がよく絡む絶品グルメです。

▲ トスカーナ名物 イノシシ肉のラグーパスタ(パッパルデッレ・アル・チンギアーレ)
ツアー3日目:ピサの斜塔と絶景チンクエ・テッレ経由でミラノへ

▲ ツアー3日目:ピサの斜塔と絶景チンクエ・テッレダイジェスト
朝一番のピサの斜塔と穏やかな街歩き
この日は朝からバスでピサ (Pisa)へと向かいました。
朝一番にドゥオモ広場(奇跡の広場)に到着したため、まだ観光客もまばら。あの有名な「手でピサの斜塔を支えるポーズ」での記念撮影も、周囲を気にせず思う存分楽しむことができました。斜塔の上まで登ることも可能で当日チケットも販売されていましたが、私たちは外観のユニークな傾きをじっくり眺めることに。
11時を過ぎると世界中からの観光客で広場が埋め尽くされ、斜塔を背景にした撮影も難しくなります。静かにじっくり写真を撮るなら朝一番の訪問が大正解です!

▲ 朝日に照らされるピサの斜塔
自由時間には広場の大聖堂(ドゥオモ)内部に入ってイタリア宗教建築の美しさを堪能したほか、広場の外へ出てピサの街歩きも楽しみました。近くにある学校から聞こえる学生たちの賑やかな声や、川沿いに立ち並ぶカラフルで四角い窓が並ぶ家々を眺めていると、日本とは全く異なる異国の暮らしが感じられてとても癒やされます。

▲ 奇跡の広場に建つピサ大聖堂(ドゥオモ)と洗礼堂の外観

▲ ピサ大聖堂(ドゥオモ)内部の荘厳な空間と大理石の柱
散策の合間には地元のバールへ立ち寄り、カウンターでエスプレッソやカフェラテをいただきながらまったりと集合時間を待ちました。広場に戻る頃にはすっかり人の波ができていて、朝一番に写真を撮り終えておいた身軽さをあらためて実感しました。

▲ ピサの穏やかな街歩き風景と川沿いの街並み
列車で向かう世界遺産チンクエ・テッレ「ヴェルナッツァ」
ピサを出発したバスは、地中海沿岸のリグーリア州へ。世界遺産チンクエ・テッレ (Cinque Terre)の村々は車での進入が制限されているため、最寄りの駅までバスで行き、そこからローカル列車に乗り換えて5つの村の一つヴェルナッツァ (Vernazza)へ向かいました。
チンクエ・テッレ(5つの土地)の村々は断崖絶壁に位置しており、一般車両の乗り入れが制限されています。最寄り駅から海岸線を走るローカル列車「チンクエ・テッレ・エクスプレス」に乗り換えて各村へアクセスします。
列車を降りると、そこには海と険しい崖に挟まれたカラフルな家々が立ち並ぶ絵本のような港町が広がっています。少し歩けばすぐに波打ち際や港があり、停泊する船や心地よい潮風を感じられます。

▲ ヴェルナッツァ駅を降りて広がるカラフルな港町風景と波打ち際
さらに、山側の階段状の細い小道を少し登っていくと、青い海と港、そしてカラフルなヴェルナッツァの街並みを一望できる絶景ポイントに到着!少し登るのに体力を使いますが、上から見下ろすパノラマビューは息を呑むほどの美しさで、登る価値が大いにありました。

▲ 高台の絶景ポイントから見下ろすヴェルナッツァのパノラマと地中海
港と猫を眺めながら味わう絶品シーフードフライ
街並みや絶景の散策を満喫していたところ、お昼時を少し過ぎてしまい、村のレストランはどこも満席に。
そこでツアーガイドさんが教えてくれたテイクアウト専門のシーフードフライ店へ行ってみることにしました。揚げたてのシーフードがたっぷり詰まったカップを受け取り、港のベンチへ。
人気の観光地でレストランが満席の時は、地元名物のテイクアウトがおすすめ。サクサクのシーフードフライ(フリット・ミスト)を片手に、海風を感じながらの青空ランチは最高です!

▲ 揚げたてサクサクのシーフードフライ(フリット・ミスト)
停泊する船やのんびり日向ぼっこをするイタリアの野良猫を眺めながらいただくシーフードフライは、ボリューム満点でサクサクと香ばしく最高のお味でした。青空の下でのんびりと過ごす贅沢なランチタイムを満喫しました。

▲ 港のベンチ近くでのんびり日向ぼっこをするイタリアの猫
ミラノ到着とお洒落ホテル「MOXY Milan Linate Airport」
午後は再びバスに乗ってファッションとデザインの街ミラノへと移動。
この日の宿泊先はMOXY Milan Linate Airport。これまでに宿泊したホテルの中で最も新しくスタイリッシュで、都会的で洗練されたモダンな空間が広がっていました。
フロントとバーカウンター、レストランがシームレスに繋がったお洒落なラウンジになっており、夕食はホテル内でいただくことに。パン生地のようなふっくら香ばしいピザや、食べごたえのあるビーフサラダをワインとともにゆっくり味わい、移動の充実感を噛み締めながらツアー3日目を終えました。

▲ MOXY Milan Linate Airportのお洒落なラウンジとお食事
中編はここまで!
後編では、ミラノの象徴ガレリア散策から、美しい湖畔の保養地ガルダ湖・シルミオーネ、『ロミオとジュリエット』の舞台ベローナ、そして旅のクライマックス水の都ベネチアのゴンドラ遊覧&帰国まとめ・旅のTipsをたっぷりお届けします!


