Lchiki-Lab

PK0-005 ・ 出題項目 3.1

適切なツールの利用

Cookie Cat

プロジェクト管理で使うツールの選び方を学ぶよ!

「どの場面でどのツールが適切か」を意識して読んでね。

概要

プロジェクトマネジメントにおいては、進捗・リスク・課題・時間・変更などの情報を可視化・共有・追跡するためのツールが多く使われます。

ここでは代表的な8種類のツールを解説します。

ガントチャート​(Gantt Chart)

  • スケジュール管理に使われる横棒グラフ

  • 各タスクの開始日・終了日・依存関係が一目でわかる

  • Microsoft ProjectやSmartsheetなどで作成可能

バーンダウンチャート​(Burndown Chart)

  • アジャイル開発で使われる残作業量の推移グラフ

  • 縦軸:作業量、横軸:日数(スプリント期間)

  • 予測 vs 実績の比較ができ、進行状況を素早く判断可能

PERTチャート​(Program Evaluation and Review Technique)

  • 複雑なプロジェクトの依存関係と所要時間を可視化

  • 楽観値・悲観値・最頻値を使ってタスク所要時間を統計的に見積もる

  • クリティカルパスの分析にも利用される

問題ログ​(Issue Log)

  • 発生した課題や障害を記録・追跡・解決するためのリスト

  • 担当者・影響範囲・解決期限などを含む

  • プロジェクト終盤まで継続的に更新される

変更ログ​(Change Log)

  • スコープ・スケジュール・コストなどへの変更要求を記録

  • 承認状況・理由・影響範囲も明記

  • 変更管理プロセスとセットで扱われる

リスク登録簿​(Risk Register)

  • 予測されるリスクとその対策を一覧化

  • 発生確率・影響度・対応計画(回避/低減/移転など)を含む

  • プロジェクト中、常に更新される生きたドキュメント

ダッシュボード​(Dashboard)

  • 進捗・コスト・リスクなどをリアルタイムに可視化するツール

  • 関係者に一目で状況を伝える「状況報告のハブ」

  • Power BI、Tableau、Smartsheet、Jiraなどで利用可

時間追跡ツール​(Time Tracking Tools)

  • メンバーがタスクに費やした時間を記録するツール

  • 予算管理・人件費精算・将来の見積もり精度向上に活用

  • 例:Toggl、Harvest、Clockify、Wrike

PMIS​(Project Management Information System / プロジェクト管理情報システム)

  • 定義: プロジェクト情報の収集、統合、配信を一元的に行うためのシステムや基盤(共有ドライブや文書管理システムなど)。
  • 特徴: バージョン管理、アクセス制御(セキュリティ)、迅速なドキュメントの保管と検索(アーカイブ)をセキュアに一元管理する中央のリポジトリとして最適です。

要件トレーサビリティマトリックス​(RTM / Requirements Traceability Matrix)

  • 各ビジネス要件を、設計・開発コード・テストケース・最終成果物まで双方向に追跡(トレース)可能にするグリッド表。
  • すべての要件が対応するテストケースと紐づいているかを確認することで、テスト漏れの防止品質保証(QA)を実現します。
  • スコープ記述書やWBSと連動し、要件が成果物に確実に反映されているかを管理します。
試験対策ポイント
  • 各種ログ(問題ログ、変更ログ、リスク登録簿)やチャートの目的と使い分けを正確に理解する。
  • PMIS is セキュアな情報一元化とバージョン管理に利用される。

関連模擬問題

【問1】

質問: 建設プロジェクトマネージャーが、新しい納屋を建てるプロジェクトのPERT見積りを計算しています。楽観的な見積もりは30日、悲観的な見積もりは50日、最も可能性の高い見積もりは40日です。この場合のPERT見積もりは何日ですか?

選択肢:

  • A. 30日間
  • B. 45日間
  • C. 35日間
  • D. 40日
回答と解説を見る

正解は D です。

解説: PERT見積りの計算式は (楽観値 + 4×最可能値 + 悲観値) / 6 です。この場合、PERT = (30 + 4×​40 + 50) / 6 = 240 / 6 = 40日 となります。 30日は楽観的すぎる見積り、45日はPERT計算の結果より長く、35日はPERT計算の結果より短いため、いずれも不正解です。

【問2】

質問: プロジェクトマネージャーは、顧客のために新しいCat 5eケーブルを設置するプロジェクトのPERT見積もりを計算しています。楽観的な見積もりは12日、悲観的な見積もりは18日、最も可能性が高い見積もりは15日です。ケーブル設置のPERT見積もりは何日ですか?

選択肢:

  • A. 15日間
  • B. 16日間
  • C. 14日間
  • D. 17日間
回答と解説を見る

正解は A です。

解説: PERT(プログラム評価およびレビュー技法)の見積りは加重平均を用います。PERT見積りでは、各アクティビティに対して3つの期間見積りが必要です。 楽観的見積り(O)は12日で、すべてがうまくいった場合の期間です。 悲観的見積り(P)は18日で、すべてがうまくいかなかった場合の期間です。 最も可能性が高い見積り(M)は15日で、おそらく発生する期間です。 PERT見積りの計算式は (O + 4M + P) / 6 です。この問題の場合、以下のように計算します。 PERT = (12 + 4×​15 + 18) / 6 = (12 + 60 + 18) / 6 = 90 / 6 = 15日 したがって、ケーブル敷設のPERT見積りは15日となります。