
スプリントプランニングを学ぶよ!
Why・What・Howの3つのトピックで整理してね。
スプリントの起点となるスプリントプランニングの3つのトピックと、参加者・タイムボックスについて解説します。
要点早見表
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 目的 | スプリントで実行する作業の計画を立てる |
| 参加者 | スクラムチーム全体(アドバイスのため外部の人を招待可) |
| タイムボックス | 最大8時間(1か月スプリントの場合) |
| 3つのトピック | Why: スプリントゴールを定義する What: プロダクトバックログアイテムを選択する How: 実行計画を作成する |
| 成果 | スプリントバックログ(ゴール+選択アイテム+計画) |
スプリントプランニングの位置づけ
- スプリントプランニング(Sprint Planning): スプリントの起点であり、スプリントで実行する作業の計画を立てるイベント。結果としてできる計画は、スクラムチーム全体の共同作業によって作成される。
- プロダクトオーナーは参加者に対して、最も重要なプロダクトバックログアイテムと、それらとプロダクトゴールとの関連性について話し合う準備ができているかを確認する。
- スクラムチームは、アドバイスをもらうためにチーム以外の人をスプリントプランニングに招待してもよい。
3つのトピック
- トピック1: このスプリントはなぜ価値があるのか(Why): プロダクトオーナーが、プロダクトの価値と有用性を今回のスプリントでどのように高めることができるかを提案する。スクラムチーム全体が協力して、スプリントの価値をステークホルダーに伝えるスプリントゴールを定義する。スプリントゴールはスプリントプランニングの終了までに確定する。
- トピック2: このスプリントで何ができるのか(What): 開発者が、プロダクトオーナーとの話し合いを通じて、プロダクトバックログからアイテムを選択する。この過程でリファインメントを行う場合もある。どれくらい完了できるかの選択は、過去のパフォーマンス、今回のキャパシティ、完成の定義の理解を深めることで自信が持てるようになる。
- トピック3: 選択した作業をどのように成し遂げるのか(How): 開発者が、選択したプロダクトバックログアイテムごとに、完成の定義を満たすインクリメントを作成するために必要な作業を計画する。多くの場合、アイテムを1日以内の小さな作業アイテムに分解する。どのように行うかは開発者だけの裁量である。
- スプリントゴール、選択したプロダクトバックログアイテム、それらを届けるための計画をまとめてスプリントバックログと呼ぶ。
タイムボックス
- スプリントが1か月の場合、スプリントプランニングのタイムボックスは最大で8時間である。スプリントの期間が短ければ、通常はより短い時間で行う。
試験対策ポイント
- 3つのトピック(Why・What・How)とそれぞれの成果物(スプリントゴール・選択されたアイテム・実行計画)の対応は最頻出。「誰が作業を行うか」はトピックに含まれない。
- Whyトピック(スプリントゴール)はスクラムガイド2020年版で追加された。2017年版はWhatとHowのみだったという変更点も問われる。
- アイテムを選択するのは開発者(プロダクトオーナーとの対話を通じて)。プロダクトオーナーやスクラムマスターが割り当てるのではない。
- 作業の分解方法・進め方は開発者だけの裁量。外部から指示されない。
- タイムボックスは1か月スプリントで最大8時間。スプリントレビューの4時間、レトロスペクティブの3時間と混同しない。
関連模擬問題
【問1】
質問: スプリントプランニングで決定されることは何ですか。(3つ選択)
選択肢:
- A. このスプリントはなぜ価値があるのか
- B. このスプリントで何ができるのか
- C. 選択した作業をどのように成し遂げるのか
- D. 誰が作業を行うのか
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正解は A, B, C です。
解説: スプリントプランニングでは、スプリントゴール(なぜ)、スプリント向けに選択されたプロダクトバックログアイテム(何を)、およびそれらを届けるための実行可能な計画(どのように)が作成されます。作業の割り当ては自己管理する開発者に委ねられており、プランニングのトピックではありません。
【問2】
質問: スプリントプランニングイベントのタイムボックスはどれですか。
選択肢:
- A. 1か月間のスプリントの場合は8時間
- B. 1か月間のスプリントの場合は4時間
- C. 1か月間のスプリントの場合は8時間(短いスプリントならさらに短くなる)
- D. 制限なし
回答と解説を見る
正解は C です。
解説: スプリントプランニングは、1か月のスプリントで最大8時間です。スプリントの期間が短ければ、イベントの時間も短くすることが一般的です。