
スプリントレビューを学ぶよ!
単なるデモではなく「検査と適応」の場だと覚えてね。
スプリントの成果を検査し今後の適応を決定するスプリントレビューの目的と、単なるデモや承認の関門ではないワーキングセッションとしての性質について解説します。
要点早見表
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 目的 | スプリントの成果を検査し、今後の適応を決定する |
| 参加者 | スクラムチームと主要なステークホルダー |
| タイムボックス | 最大4時間(1か月スプリントの場合) |
| 位置づけ | スプリントの最後から2番目のイベント |
| 性質 | ワーキングセッション(デモだけの場・リリースの関門ではない) |
スプリントレビューの目的と進め方
- スプリントレビュー(Sprint Review): スプリントの成果を検査し、今後の適応を決定するためのイベント。スクラムチームが主要なステークホルダーに作業の結果を提示し、プロダクトゴールに対する進捗について話し合う。
- スクラムチームとステークホルダーは、スプリントで何が達成され、自分たちの環境で何が変化したかをレビューする。この情報に基づいて、参加者は次にやるべきことに協力して取り組む。
- 新たな機会に見合うように、プロダクトバックログを調整することもある。
- スプリントレビューはワーキングセッションであり、プレゼンテーション(デモ)だけに限定すべきではない。スクラムチームとステークホルダーの双方にとっての検査と適応の機会である。
タイムボックスと位置づけ
- スプリントレビューは、スプリントの最後から2番目のイベントである(最後はスプリントレトロスペクティブ)。
- スプリントが1か月の場合、タイムボックスは最大4時間。スプリントが短ければ、通常はより短い時間で行う。
- スプリントレビューを価値をリリースするための関門(ゲート)と見なすべきではない。完成の定義を満たしたインクリメントは、スプリント終了前でもステークホルダーにデリバリーできる。
試験対策ポイント
- 目的は「成果の検査と今後の適応の決定」。「ステークホルダーによる監視」「プロダクトオーナーによる承認」という選択肢は誤り。
- 「ワーキングセッションであり、プレゼンだけにしない」「リリースの関門ではない」の2つの否定表現はそのまま出題される。
- 成果物としてはプロダクトバックログの調整(次にやるべきことへの示唆)が期待される。
- ステークホルダーが久しぶりに成果を見て怒り出すような状況は、スプリントレビューの検査と適応、およびプロダクトオーナーの継続的なステークホルダー関与が機能していないサインである。
関連模擬問題
【問1】
質問: スプリントレビューの目的は何ですか。
選択肢:
- A. ステークホルダーが開発者の活動をスプリントごとに監視する
- B. スクラムチームとステークホルダーがスプリントの成果を検査し、今後何をすべきかを考える
- C. プロダクトオーナーが完了した作業を検査し、承認する
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正解は B です。
解説: スプリントレビューは、スクラムチームとステークホルダーにとっての作業セッションであり、検査と適応の機会です。監視や承認のイベントではなく、プレゼンテーションだけに限定すべきでもありません。
【問2】
質問: スプリントレビューを「リリースのための関門(ゲート)」と見なすことについて、スクラムガイドはどのように述べていますか。
選択肢:
- A. 正しい。スプリントレビューで承認されなければリリースしてはならない
- B. スプリントレビューのことを価値をリリースするための関門と見なすべきではない
- C. 完成の定義を満たしていれば、スプリントレビューは省略してリリースできる
- D. ステークホルダーが出席していない場合は関門と見なす
回答と解説を見る
正解は B です。
解説: スプリント終了前にインクリメントをステークホルダーにデリバリーする可能性もあります。スプリントレビューのことを価値をリリースするための関門と見なすべきではありません。