Lchiki-Lab

PSM I ・ 出題項目 4.2

スプリントバックログとスプリントゴール

Cookie Cat

スプリントバックログとスプリントゴールを学ぶよ!

誰が所有して誰が変更できるのか、
意識して読んでね。

開発者による開発者のための計画であるスプリントバックログと、その確約であるスプリントゴールについて解説します。

要点早見表

項目内容
構成スプリントゴール(なぜ)
選択されたプロダクトバックログアイテム(何を)
実行可能な計画(どのように)
確約スプリントゴール(スプリントの唯一の目的)
所有・更新開発者(開発者による、開発者のための計画)
特徴スプリント中も学びに応じて更新される
ゴールは固定、スコープはプロダクトオーナーと交渉して調整可能

スプリントバック​ログの​構成と​特徴

  • スプリントバックログ(Sprint Backlog): 次の3つの要素で構成される作成物。
  1. スプリントゴール(なぜ)
  2. スプリント向けに選択されたいくつかのプロダクトバックログアイテム(何を)
  3. インクリメントを届けるための実行可能な計画(どのように)
  • スプリントバックログは、開発者による、開発者のための計画である。
  • スプリントゴールを達成するために開発者がスプリントで行う作業がリアルタイムに反映される。より多くのことを学ぶにつれて、スプリントの期間を通して更新される。スプリントプランニングで完全に確定して固定されるものではない。
  • スプリントバックログは、デイリースクラムで進捗を検査できる程度の詳細さが必要である。

確約: スプリントゴール

  • スプリントゴール(Sprint Goal): スプリントの唯一の目的。スプリントプランニングで作成され、スプリントバックログに追加される。
  • スプリントゴールは開発者が確約するものだが、達成するために必要となる作業に対しては柔軟性をもたらす。ゴールは固定、作業(スコープ)は柔軟、という関係である。
  • スプリントゴールは一貫性と集中を生み出し、スクラムチームに一致団結した作業を促す。
  • 作業が予想と異なることが判明した場合は、スプリントゴールに影響を与えることがないように、プロダクトオーナーと交渉してスプリントバックログのスコープを調整する。
試験対策ポイント
  • スプリントバックログの3要素(スプリントゴール・選択されたアイテム・実行計画)=(なぜ・何を・どのように)は最頻出。
  • 「スプリントバックログはプランニングで完全に策定され、スプリント中は変更されない」は誤り。学びに応じてスプリント中に変化し、大きくなることもある。
  • スプリントゴールは変更しないが、スコープ(アイテムや作業)はプロダクトオーナーとの交渉で調整できる。この対比が問われる。
  • スプリントバックログの更新は開発者が行う。スクラムマスターやプロダクトオーナーが管理するものではない。
  • スプリントゴールがあることで、開発者は作業の詳細が変わっても一致団結して同じ目的に向かえる(集中と一貫性)。

関連模擬問題

【問1】

質問: スプリントバックログを構成する要素として、正しい組み合わせはどれですか。

選択肢:

  • A. スプリントゴール、選択されたプロダクトバックログアイテム、インクリメントを届けるための実行可能な計画
  • B. プロダクトゴール、ユーザーストーリー、ガントチャート
  • C. 完成の定義、リリースカレンダー、不具合リスト
  • D. チームのスキルマトリクス、休暇予定表、予算計画
回答と解説を見る

正解は A です。

解説: スプリントバックログは、スプリントゴール(なぜ)、スプリント向けに選択されたいくつかのプロダクトバックログアイテム(何を)、およびインクリメントを届けるための実行可能な計画(どのように)で構成されます。

【問2】

質問: 開発者はスプリント中に邪魔されてはならず、スプリントゴールも変更されるべきではありません。この文脈において、正しくない記述はどれですか。

選択肢:

  • A. プロダクトオーナーは、開発者から質問された場合、スプリントの明確化や最適化を支援することができる
  • B. 開発者は、想定していたよりもキャパシティが大きかったり小さかったりする場合、プロダクトオーナーと協力して作業を追加したり削除したりすることができる
  • C. スプリントバックログは、スプリントプランニングイベントで完全に策定され、スプリント中に変更されることはない
  • D. 選択したプロダクトバックログアイテムの分解を通して、スプリントバックログは変化し、作業が発生するにつれて大きくなる可能性がある
回答と解説を見る

正解は C です。

解説: スプリントバックログには、開発者がスプリントゴールを達成するために必要と認識したすべての作業が可視化されます。開発者はより多くのことを学ぶにつれて、スプリント全体を通してスプリントバックログを調整・更新します。プランニング時点で固定されるものではありません。